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ユニバーサルホームの断熱性能はどれくらい?

ユニバーサルホームには、平屋から3階建てまで17種類ほどの商品があります。

ですが、同社のHP上でそれらの住宅性能を具体的に紹介したものがなく、各商品の外観や間取りに対するコンセプト紹介のみになっています。

なお、以前はユーネクストと言う長期優良住宅仕様の商品があったようですが、現在の商品構成の中には見当たりません。

いずれにしても、現在の同社のHP上では断熱性能や省エネ性能を具体的に判断することは出来ませんが、使用されている断熱材や口コミ情報などから、それらの性能を推測してみましょう。

 
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ユニバーサルホームの断熱性能の評判は?

同社の外壁と天井に使われている断熱材は吹付け硬質ウレタンフォームで、断熱材としては性能の高いものです。

標準的なグラスウール16kg/m2の熱伝導率が0.045w/mkに対して、硬質ウレタンフォームでは0.036w/mkとなっています。

なお、熱伝導率とは厚さ1mの材の裏表で1℃の温度差がある時、その材の1m2の面積を通して1秒間に流れる熱量のことを いいます。ですから、数値が小さい方が断熱性能が高くなります。

現在の省エネ基準(平成28年基準)を上記の吹付け硬質ウレタンフォームでクリアするためには、地域区分5(関東、東海、近畿、中国、四国、北九州)では、天井で160mm、外壁では90mmの厚みが必要で、UA値(外皮平均熱貫流率)を0.87W/m2K以下とする必要があります。

なお、このUA値は平成25年から採用されているもので、それ以前にはQ値(熱損失係数)が採用されており、2.7W/m2K以下とする必要がありました。

UA値(W/m2K)は、住宅の外皮(屋根・天井、外壁・窓、1階床)部分から外へ逃げる総熱量を外皮総面積で割ったもので、Q値( W/m2K)とは、同じ外皮総面積部分から逃げる総熱量を1階の床面積で割ったものです。

いずれの場合も数値が小さい方が性能がよくなります。

なお、現在の省エネ基準をクリアしていれば、同基準の断熱性能で最高等級4になりますので、ユニバーサルホームで平成28年以降に新築された場合は、等級4で設計されていると言えるでしょう。

ユニバーサルホームの気密性の評判は?

同社のHP上で唯一性能を確認できるのが、この気密性能のC値です。

これは、住宅の外壁(サッシを含む)や天井(屋根)、そして1階床、つまり外界との境界部分にある総隙間面積を延床面積で割ったもので、単位はcm2/m2となります。もちろん、数値は小さい方が省エネ上は良いのですが、平成25年の省エネ基準改正時に判定項目からなくなりました。

省エネ性能の判定基準からC値がなくなった理由は諸説ありますが、気密試験を行うことによる業者とユーザーへの負担などが原因ではないかと推測しています。

なくなったとは言え、隙間は小さい方がいい訳ですから、参考までに旧基準にあったC値を紹介すると、上記同様の地域区分5では5.0cm2/m2以下となっていました。これに対してユニバーサルホームが公開しているC値は0.74cm2/m2となっています。

確かに、同社が採用している吹付けの硬質ウレタンフォームは、下地材との密着がよく、グラスウールなどのような一定の成形材を充填する方法よりも隙間面積ができにくくなりますが、0.74cm2/m2は少し出来すぎのような気もします。

ユニバーサルホームの電気代の評判は?

いくつかの口コミ情報からは、ユニバーサルホームの地熱床システムのランニングコストは、非常に微妙だと感じます。

あるユーザーは、夜間の9時間利用の同システムだけで4500円/月、そして別ユーザーでは、同じく夜間の9時間と夕方の4時間利用で14,000円/月となっていました。

この2件で利用時間差以上に金額差があるのは、夜間と日中の電気代の単価差によるものでしょう。また、オール電化ユーザーでは、他の電気代を含んで25,000円/月となっていました。

なお、これらはいずれもヒートポンプの熱源利用で、冬季の場合です。

住宅の規模や地域、さらには家族構成などで異なりますが、いずれも標準的なものとした場合、高気密・高断熱の住宅のオール電化では、冬季の電気代で20,000円前後/月が多いようですから、少し高めになるのではないでしょうか。

それでも、1階の床全域(玄関、浴室を除く)を地熱床システムで温める住空間の快適さは、同社ユーザーには好評ですから、快適さのコストと考えれば安いのかもしれません。

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