本サイト内の記事の一部またはすべてに広告が含まれます。

ユニバーサルホームの耐震性能を知ろう!安心はここから

ユニバーサルホームの口コミには、同社住宅の耐震性能は住宅性能表示制度の最高等級3、あるいは等級3相当と言うコメントが見られます。

ですが、同社のHP上では、地震に強いと言う表現はありますが、具体的に耐震等級を明確にしたものは見当たりません

現在の新築住宅では、耐震性能で最高等級3を標準としているハウスメーカーが多くなっています。

そして、プランによっては異なる場合があります、と言う但し書きも付いているのが一般的です。ですから、ユニバーサルホームも同様ではないかと思いますが、もう少し公式HP上で情報公開した方がいいと思います。

 
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ユニバーサルホームの耐震性はどうなの?

冒頭で書いたように、ユニバーサルホームの公式HPでは耐震性能を具体的にしたものはありませんですた。

ですが、同社の構造躯体にはエンジニアリングウッド(構造用集成材)と専用接合金物を使用したハイパーフレーム構法を、そして制震装置のMGEO-N63を推奨仕様としており、その場合には相応の耐震性能があると推測できます。

ハイパーフレーム構法に使用されている専用接合金物は、建築金物メーカーが開発したもので、制震装置はミサワホームが開発したMGEOを同社が在来構法用にアレンジしたものです。

制震装置の性能は、地震等の揺れを1階上部で1/2程度に減衰するようですから、効果は期待できると思います。

上記以外では、2階床に28mm厚の構造用合板を採用し、剛性床としています。合わせて、1階床の逆ベタ基礎を考慮すると、基本的な耐震性能に対するポテンシャルは相応にあると思います。

なお、Web情報の中にはユニバーサルホームの逆ベタ基礎には、クッション効果があり、地震を吸収する、と言うような記述がありますが、技術的あるいは科学的な根拠がなく疑問です。

さらに、外壁に使用されているのがALC(軽量気泡コンクリート)だから地震にも強い、と言うのもありましたが、ALCは法律上あるいは計算上では構造耐力には算入されませんから勘違いでしょうね。

ユニバーサルホームの地震への影響、評判は?

ユニバーサルホームのHP上には、同社住宅の地震被害に関する紹介があり、2004年の新潟県中越地震(震度6強)、2005年の福岡県西方沖地震(震度6弱)と宮城県沖地震(震度6弱)のいずれにおいても、倒壊・半壊ともにゼロだったとあります。

一方、ユーザーの口コミで、2007年の新潟県中越沖地震(震度6強)で、内外の壁に亀裂が入った、とありました。

亀裂は倒壊や半壊ではありませんが、壁が亀裂するほど揺れた場合は、構造躯体の接合部分や耐力壁等が多少なりとも損傷している恐れがあるため、点検や修復が必要になります。

これを防ぐには、構造躯体の耐震強度を確保しておくことは勿論ですが、制震装置が有効だと思います。

どんなに強い構造躯体でも揺れ幅が大きいと、繰り返される度に耐震性能が下がってきます。

ですから、揺れ幅を減衰させる制震装置は住宅の耐震性能を長期的に維持するためには有効なものだと思います。

ユニバーサルホームの耐震性能のまとめ

現在の建築基準法では、数百年に一度の大地震(震度6~7)でも倒壊しない強さが設計基準となっており、住宅性能表示制度の耐震性能で言えば等級1に相当します。

そして、建築基準法の強さの1.25倍の強さを耐震等級2、1.50倍の強さを耐震等級3としています。

ですから、ユニバーサルホームが耐震等級レベルを公表していなくても、同社の住宅が簡単に倒壊や半壊するようなものではありません

ですが、上のユーザー口コミのように亀裂が起きただけでも相応の修繕・補修費が発生しますので、住宅を建てる場合は、きちんと構造躯体や耐震等級を確認しておくことが必要です。そしてその上で、できれば制震装置の追加をお勧めします。

タイトルとURLをコピーしました