本サイト内の記事の一部またはすべてに広告が含まれます。

アエラホームの坪単価と価格はいくら?

住宅を商品化して販売している会社の場合、特に注文住宅の場合は建物のプラン作成と同時に確度の高い見積書の作成を要求されます。通常建築物の見積書はしっかりとした図面が出来上がった後に2週間程度の時間を頂いて作成するものです。

プラン作成と同時に見積書を提出するために各社は「坪単価計算」をするようになりました。建物の価格に一番大きく影響を与える床面積(工事面積)を基本としてそこから間取りに合わせてプラス項目やマイナス項目をを合算して建築費を算出します。

エクセル程度のソフトがあれば見積専門の社員が手を出すことなく、直接接客している営業マン自身で確度の高い見積書を作成できるようなシステムを各社は作り上げています。

注意しなければならないのは「坪単価」という考え方は公的なものではなく各社によってその基準が違います。各社・各商品の高い・安いを判断する目安にはなりますが、最終的な建築費は見積書を提出してもらわなければわかりません。

そのようなことを踏まえながら、アエラホームの坪単価についてみてみましょう。

 
スポンサーリンク
スポンサーリンク

アエラホームの坪単価は?

アエラホームの現在(2018年2月)の商品ラインナップとおおよその坪単価は以下の通りです。

クラージュ 50万円台/坪
アエラホームのメインとなる商品。「外張りW断熱」「アエラストロング工法」などが特徴です。
プレスト 39.8万円/坪~(「~」となっているのは地域差等があるためと思われます。)
外張りW断熱を採用したクラージュの廉価版。キッチンなどの設備が少々ランクダウンしてます。
コスパス 20万円/坪~
充填断熱仕様を採用しているローコスト重視のモデルです。良くも悪くも”普通の家”

アエラホームと競合する住宅会社

アキュラホーム

「550万円からの家づくり」などで価格に挑戦するローコスト系の住宅会社です。

実際には550万円で住宅を完成させることは難しいのですが、その低価格さは業界内でも衝撃的なものでした。現在の商品ラインナップは「・・・のある家」シリーズを展開しております。坪単価としては最終的に50万円/坪程度になるようです。

富士住建

関東地区にしか支店はありませんが、ローコスト系の住宅会社です。

「完全フル装備の家」商品名になっている、ちょっと変わった商品ラインナップとなっています。住宅性能表示8項目で「最高等級」を謳っていますがアエラホームのクラージュと比較すると断熱性能は2ランク程度落ちる内容になっています。

それでも標準仕様としては十分な性能を保っています。チラシに掲載されているモデルプラン40坪程度のものから逆算すると、本体価格ベースで49.9万円/坪。アエラホームのメイン商品であるクラージュと比較すると若干安いくらいです。

アエラホームの価格・坪単価の内訳は?

アエラホームの見積書の内訳構成は下記のようになっています。

基本躯体価格

坪単価と工事面積から計算される基本となる価格です。面積が「床面積」ではなく「工事面積」となることに注意してください。

これはアエラホームに限ったことではありません。「面積」を算出する細かいルールは建築基準法にのっとった公的に建物の規模を示す「床面積」については各社に違いがありませんが、価格のベースとなる「工事面積」はその会社のルールが存在します。

玄関ポーチを含む場合もあれば含まない場合もありますし、階段室や吹き抜け部分の面積の算出についても各社で違います。

坪数割増

坪数が少ない=小さな家の場合、坪単価計算で見積をしてしまうと儲けが少なくなるから「割増」の項目を設けているものと思われます。

坪単価をベースに建築費を見積もるスタイルを採用している住宅系の会社の場合、言い方は違いますが同様な項目や上記1.の坪単価が直接割増されたりします。

下屋割増

やはり、下屋部分について単純に1.の価格だけで計算すると屋根面積分ショートするための割増項目だと思われます。よって坪単価計算のベースは下屋のない所謂「総二階建て」を想定しているものと考えられます。

寒冷地割増

「寒冷地」とそうでない地域の境界についても、住宅会社の各社で基準が違うと思われます。寒い地方では断熱性能もアップしなければならないし、設備類も寒冷地仕様にしなければならないため、坪単価計算の補正項目として存在します。

パッケージ価格

この項目は、設備類の価格が入るものと思われます。上記1.の坪単価はあくまで躯体(建物)の価格で設備などの価格を含んでいないと考えられ、躯体価格と設備価格を分けて計上しているようです。

設備(キッチンや浴室)は建物の大きさにかかわらず必ず1セットは必要ですから、坪単価で計算してしまうと大きな建物では儲けの幅が広がり、小さな建物では儲けの幅が狭くなってしまいます。

全ての住宅系会社がこのような内訳になっているとは思われませんが、儲けの幅を一定にするための工夫であると考えられます。

アレンジ工事

坪単価に入らないオプション項目がこの部分に計上されると思われます。設備を標準からアップグレードしたり、棚を付けたりそのようなオプション項目の金額が入ります。

付帯工事

1~6までが所謂「本体価格」というもので、建物そのものの工事費になります。この付帯工事とは仮設・養生費であるとか水道の引き込み工事であるとか、建物本体以外にかかる経費が計上されていきます。

アエラホームの総額は契約前見積もりとどのくらい差が出る?

住宅の最終的に支払う金額の合計。その内訳は大雑把に言って「建物本体工事」+「付帯工事」+税という形になります。

一般的に「坪単価」と言われるのはこのうち「建物本体工事」の部分。住宅会社の標準仕様でプランを作る限りこの部分に大きな見積の差は発生しないと思われます。

以前ではこの建物本体工事部分でも宣伝文句との乖離が大きくクレームになることもありましたが、この部分でウソをつくと激しくクレームとなり、ネットでもさらされるため現在ではそのような手法で営業する会社は少ないと思われます。

しかし、「付帯工事」が意外に高いという話は、アエラホームでも時々話題になることがあります。

アエラホームの場合、あくまで参考例ですが工事面積40坪程度で500万円程度の付帯工事を計上されている見積書もあります。坪単価にして約12.5万円。建物本体工事だけを考えていた場合は予想外に高い見積もりとなってしまうでしょう。

タイトルとURLをコピーしました