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ユニバーサルホームの標準装備を知る!オプションをつけるならどれ?

ユニバーサルホームのHP上で確認できる仕様は、同社が「安心のテクノロジー」と呼んでいるものだけで、

具体的には、地熱床システム(床暖房を含む)、高性能外壁材ALC(軽量気泡コンクリート)、発泡ウレタンフォーム、そして複層樹脂サッシになります。

他のハウスメーカーでも、住宅性能、そして仕上げや住設備の詳細な仕様は公開していませんが、ユニバーサルホームほどそれらの情報を紹介していないメーカーも珍しいと思います。

ですから、Web上の口コミやユニバーサルホームユーザーの情報などから、同社の標準仕様を探ってみましょう。

 
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ユニバーサルホームの標準装備(標準仕様)の内容は?

地熱床システム

ユニバーサルホームの最も特徴的なもので、冬暖かく夏涼しい地中温度を利用したものです。

構造的にはベタ基礎を逆さまにしたような形状で、床のコンクリート直下には砂利、そしてその下に盛土となっています。そのため、一般的には敷かれている床下の断熱材はありません。

同社がHP上で紹介している地中温度(埼玉県川越地域)は、夏季で平均25℃ほど、冬季で15℃ほどとなっています。

ですから、夏季は確かにヒンヤリした感じでしょうが、冬季はさすがに地中温度だけでは冷たく感じますので、不足分を床コンクリート部分に埋設されている温水パイプで補います。

この床暖房を兼ねた地熱床システムは、ユニバーサルホームユーザーには概ね好評のようですが、暖房の立ち上がりに時間がかかること、温度調整が難しいこと、そしてランニングコストの高さを問題にしている口コミもあります。

高性能外壁材(ALC)

ユニバーサルホームが採用している37mm厚のALC(軽量気泡コンクリート)は、旭化成建材(株)製のものです。

内部には無数の気泡が含まれているため軽く、断熱にも優れた性能をもっています。また、同じく内部に配筋された補強鉄筋で大きく損傷することを防いでいます。

勿論、コンクリートの一種ですから燃えることはありません。なお、このALCで仕上げられた外壁は、一般的なサイディングに比べて厚みによる重厚感があります。

樹脂サッシ

ユニバーサルホームに使用されている断熱サッシは、Low-E複層ガラス樹脂サッシとなっており、断熱サッシとしては、高性能なものになると思います。

冒頭で、住宅性能が公開されていないと書きましたが、断熱性能は、断熱材や窓サッシなどの総合的な性能によるものですから、ユニバーサルホームが採用している樹脂サッシの性能から、外壁や天井の断熱材性能もそれに見合ったものになっているのだろうと推測できます。

あるWeb情報では、同社の標準性能は住宅金融支援機構の利用に必要な基準をクリアしている、とありました。

住宅金融支援機構でフラット35を利用する際の断熱構造は、省エネ基準の地域区分に合わせた断熱等性能等級2相当となっていますので、同社の窓サッシを含めた断熱等性能等級もそれに準じていると思います。

ハイパーフレーム構法

住宅の最も重要な柱や梁などの構造躯体で、ユニバーサルホームではこのハイパーフレーム構法を推奨としています。

この構法は、柱や梁に構造用集成材を使い、それらの接合に専用金物を使ったもので、金物構法と呼ぶ場合もあります。普通に考えれば、推奨ですから標準仕様ではないとなります。

では、標準は何なのか、おそらく在来構法の仕口や継ぎ手で、一般的な補強金物を使っているのだろうと推測しますが、この辺りの情報はもっと開示するべきでしょう。

その他

あるユニバーサルホームユーザーの紹介では、玄関ドアがYKKAPのシールキー付き、窓と内部建具もYKKAP、サニタリー部分はTOTOあるいはLIXILとなっており、1階の床はムク材が標準だった、言うのがありました。

また、ある加盟店のモデル紹介では、ユニットバスにTOTOのSAZANAが標準となっていました。

いずれの商品も、安物ではありませんが、口コミにもあるように、各仕様は加盟店主導によるものらしく、それがユニバーサルホームがHP上で公開できない理由なのかもしれません。

ですが、これから新築を計画しようと言うユーザーにとっては、不親切なシステムで、フランチャイズ加盟店の企画に自由度を与えるのはいいのですが、ユーザー軽視では困ります。

ユニバーサルホームのオプション内容や費用は?

口コミ全般に、ユニバーサルホームのオプションは高い、と言うものが多くありますが、これは同社だけではないように思います。

ハウスメーカー、あるいは加盟店が企画している内容から変更や追加を行えば、それに伴う新たな作業が発生しますので、割高になるのはやむを得ないでしょう。

ユニバーサルホームで見積りを取ったら、オプションだけで700万円近くになった、と言うのもありましたので、企画仕様の安さを生かすためには、最低限のオプションとするべきですね。

制震装置(MGEO-N63)

これはミサワホームが自社用に開発したものを木造軸組構法用にアレンジしたもので、1階の間仕切り部分に取付けられます。

同様のものは、他メーカーにもありますが、ミサワホームは制震装置の先駆者と言えるでしょう。価格はセットで50万円ほどで安いものではありませんが、住宅の長い寿命の中ではコストパフォーマンスは高いと思います。

太陽光発電システム

ユニバーサルホームのゼロ・エネルギー住宅仕様以外では、オプションとなりますが、同社では「初期フリー発電」と言う分割手数料を同社が負担するサービスを行っています。

この「初期フリー発電」の紹介に出ている、12.96kWのシステム価格は427万円で、kW当たりでは32.9万円ですから、相場価格でしょう。そして、分割手数料(金利)は無視できませんから、お得だと思います。

その他

あるユーザーの経験談として、標準屋根(コロニアルクアッド:ケイミュー製)を陶器瓦に変更をお願いしたら、100万円以上と言われたとありました。

このユーザーの延坪面積は37坪ですから、総二階として屋根面積を想定すると25坪前後になると思います。その場合、4万円/屋根坪となりますから、差額としては高いですね。

また、ユニバーサルホームでは延床面積が40坪を下回ると、全般に割増となるようで、標準のコロニアルクアッドでも同ユーザーの場合、15万円ほどの追加費用が必要だったとのことです。

このユーザーは、他にも玄関ドアを片袖FIXに変更、そして勝手口、アルミバルコニー、2階トイレの追加等々で、オプション総額で158万円ほどになっていました。

オプション前の本体価格が42万円/坪ほどでしたので、合わせると46.3万円/坪ほどとなり、他の口コミでも言われているユニバーサルホームの価格帯になります。

地耐力調査

これは、全てのハウスメーカーでも行われているもので、新築する際には必ず必要なものです。なお、地耐力調査費用は、一般的に5~10万円ほどとなっています。

この地耐力調査の結果で基礎形状が決まりますが、ユニバーサルホームの逆ベタ基礎も一般的なベタ基礎と同様の耐力があると思われますので、敷地の地耐力が20kN//m2以上であれば問題ないでしょう。

ただし、地耐力が20kN//m2未満で、何らかの基礎補強が必要になる場合は、100万円以上の費用が必要になることがあります。

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