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三井ホームの断熱性能はどれくらい?

現在の省エネ基準は、2013年に改正されたものが基本となっています。三井ホームでは、いち早くそれに対応し、断熱仕様の見直しなどで業界トップレベルの断熱性能を確保しています。

同社の断熱で特徴的なのは屋根断熱を採用していることで、ポリスチレンフォーム断熱材を構造用パネルでサンドイッチしたものを使っています。

一般的には2階の天井部分に断熱材を敷く方法をとっていますが、屋根断熱とすることで屋根裏が利用しやすくなります。

なお、外壁にはロックウールを140mm厚、床にはポリスチレンフォームの80mm厚のものが使われています。

では、三井ホームの上記の断熱仕様がどれくらいの性能なのか、チェックしてみましょう。

 
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三井ホームの断熱性能の評判は?

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断熱性能を表すUA値で、三井ホームの具体的な数値は0.43W/m2Kを標準仕様としています。この数値は小さい方が性能がよく、最も寒い北海道地域(地域区分Ⅰ)に求められている0.46W/m2Kを上回る性能となっています。

UA値(W/m2K)とは外皮平均熱貫流率といい、住宅の外皮(屋根・天井、外壁・窓、1階床)部分から外部へ逃げる総熱量を外皮総面積で割ったものです。

なお、2013年の改正前までは、Q値(熱損失係数: w/m2K)が採用されていました。Q値は、上記の外皮から逃げる総熱量を1階の床面積で割ったもので、UA値の方がより合理的であることは明らかでしょう。

口コミの評価では旧基準のQ値表示でしたが、1.6?1.9W/m2Kほど、とありました。

旧省エネ基準の地域区分Ⅰに求められるQ値が1.6以下ですから、現在のUA値0.43W/m2Kを標準としている仕様は同程度、もしくは若干上がっているのかもしれません。

三井ホームの気密性の評判は?

一時期、気密性能を競う時代があり、C値0.3cm2/m2などと誇っていたハウスメーカーもありましたが、冒頭で述べた省エネ基準の改正で、C値基準が無くなりました。

これは、気密性能が必要ではなくなったと言うことではなく、上のUA値算出過程で隙間から逃げる熱エネルギーも考慮されていることが理由ですが、隙間面積は小さい方がいいことに変わりはありません。

では、三井ホームの気密性能はどれぐらいなのでしょうか。

比較的気密性を確保しやすいツーバイフォー工法の標準的な気密性能C値は1.0?2.0cm2/m2と言われており、三井ホームではUA値の0.43W/m2Kの性能を標準仕様としていることから、その範囲には入っているだろうと推測できます。

また、口コミでは三井ホームの全館空調システムの快適さを評価しているものが多いことから、全館空調システムに影響が出るようなC値ではないと思います。

三井ホームの電気代の評判は?

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同社のHPでは、ある三井ホームユーザー(2階建て34坪、夫婦・子供一人)の全館空調住宅と総務省調査の一般住宅(家庭)との水道光熱費比較を紹介しており、月平均で5,000円ほど安くなっていました。

ここでは、水道光熱費となっていますが、費用分布をみると水道費はほぼ年間を通じて同じで、次にガス使用料となっていますから、省エネでランニングコストが大きく下がるのは、やはり冷暖房機器の電気代になるでしょう。

三井ホームでは、長期優良住宅対応を標準仕様としていますから、この差額が50年~90年続くとすれば、その間の全館空調機器の維持メンテナンス費用もかなり補填できると思います。

一方、全館空調の電気代が高いと言う口コミがあり、他の口コミでは全館空調機器のみの電気代が月平均で10,000円ほどとなっていました。

三井ホームの全館空調は、冷暖房だけでなく、加湿・除湿、換気、空気清浄、脱臭の1台で7役の機能がありますから、この月平均の10,000円は決して高くないように思います。

ただし、口コミでは初期費用が190万円ほど、年間のメンテナンス費用は18万円ほどと、やはり高額なものになっていますから単に電気代だけの比較では二の足を踏むかもしれません。

ですから、全館空調の快適さに価値を認め、それに対価を支払うスタンスがないと不満に繋がると思います。

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