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三井ホームの太陽光発電システムの価格や電気代

三井ホームの太陽光発電システムは、一般的な太陽光発電パネルメーカーのものを流用しているようですが、同社の全館空調システム(スマートブリーズ)との組合せで、ゼロ・エネルギー住宅を実現できる「スマートブリーズゼロ」と言うシステムを持っています。

また、上記の「スマートブリーズゼロ」に、燃料ガスで電気の創出と蓄電するエネファーム、そして太陽熱を利用した給湯システムなどを、加えた「スマートグリーンズ」と言う、環境と人に優しいシステムも持っています。

なお、上のいずれのシステムも同社のプレミアムモノコック構法が前提となっています。

 
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三井ホームの太陽光発電とスマートブリーズゼロの評判は?

口コミによる同社の太陽光発電システムに対する直接的な評価はありませんが、電気代が想像していたよりも高い、と言うものが意外に多く見られます。

内容を見てみると、全館空調に対するもので、従来の戸別にエアコンを設置して適宜オンオフするタイプと全館を24時間空調するタイプとの根本的な違いが理解できていないためだろうと思います。

例えば一日の内、日中は家族の大半が出かけ1階のLDKだけしか使うことがなく、2階の個室は朝晩の数時間の利用と言うような場合、全館空調で日中も2階の個室を冷暖房するのは無駄なコストで、個室ごとに利用に応じてオンオフする方が電気代としては安くなるでしょう。

つまり、個室のそれぞれにエアコンを取付けて適宜オンオフするよりは高く、それらのエアコンを24時間稼働させるよりは安くなる、ということになります。

そして、全館空調とは、家全体を快適な温湿度にして、ヒートショックをなくすだけでなく、温度差によるバリアーをなくし家全体を広く利用することを目的としています。これらのことを十分に理解して、生活スタイルや利用形態への適否を考えて採用しないと後悔することになります。

三井ホームの太陽光発電の価格は?

同社の太陽光発電システムは決して安くありません。口コミでは、4.0kWで値切っても185万円だったと言うのがあり、大手ハウスメーカーらしい価格設定だと思います。kW当たりでは、46.25万円ですから平均的な35万円/kWと比べても高いと思います。

では、太陽光発電システムのみを他社で別途お願いするか、となるかもしれませんが、その場合は三井ホームの建物保証の範囲から太陽光パネルを取り付ける屋根部分が対象外になってしますます。

また、三井ホームのダブルシールドパネルを採用している屋根では、発電パネルの取付け上の問題からパネルメーカーや施工業者の指定があり、それ以外を指定した場合も屋根部分の保証が適用外になりますので、事前に十分確認しておきましょう。

三井ホームの太陽光発電の売電収入はどうなの?

上の口コミユーザーの月平均の電気代が16,400円ほど、売電価格が8,600円/月ほどになっていましたから、相殺では月に7,800円ほどの電気代負担になります。また、何年で元がとれるかの試算もされていましたが、12年半となっていました。

現時点(2018年4月?2019年3月)で電力会社と売電契約した場合、発電量10kW未満で10年間、10kW以上で20年間の買い取り価格固定と公表されています。以降は、買い取り価格の見直しと思われますが、詳細は不明です。

売電価格は年々下がっており、設置するなら早い方が良いのですが、買い取り価格固定の期間が終わったあとも買い取ってもらえるのかが不明です。

今後新たに太陽光発電システムを設置する場合は、売電よりもゼロ・エネルギー住宅のコンセプトである、消費エネルギーを自らの創出エネルギーで相殺することで省エネする、つまりは電気代の削減を目的とする方がいいと思います。

三井ホーム太陽光発電まとめ

これからの新築で太陽光発電システムを採用する場合には、国の施策でもあるゼロ・エネルギー住宅を視野にいれるべきで、三井ホームでは、それに対応した「スマートブリーズゼロ」と言うシステムを販売しています。

ただし、このシステムに用意されている太陽光発電システムの発電容量や全館空調システムの採用の有無などは、ユーザーの生活様式や利用形態によって不満に繋がることもありますので、十分に家族でシミュレーションしておくようにしましょう。

その際、短いスパンではなく、将来の家族構成や高齢化による生活スタイルの変化にも配慮しておくことを勧めます。

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