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アイフルホームの坪単価はいくら?価格は納得できるもの!?

アイフルホームはローコスト住宅のフランチャイズで有名ですが、現在ではよりローコストなフランチャイズ事業者や住宅が市場に出るようになって、同社の現在のポジションはミドルクラスになっていると思います。

また同社がフランチャイズ事業を始めた頃の特色は、ローコストとメートルモジュールが中心でしたが、現在は耐震性能を最高等級の3を標準仕様としていること、そして断熱性能も向上させていることなどもミドルクラスの価格帯になっている原因でしょう。

 
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アイフルホームの価格や坪単価は?

アイフルホームのフランチャイズ事業者であるアイフルホームカンパニーを保有している(株)LIXIL住宅研究所は、2017年8月にセシボの商品体系(極、零、爽)を見直しプレス発表しました。それぞれの特徴や価格・坪単価を確認していきましょう。

セシボ極

極(きわみ)はラインアップの最高クラスに位置しており、プレス発表では40坪で1920万円(税別)となっていますので、坪単価では48万円となります。構造的な基本仕様としては、冒頭に挙げた耐震等級3とEVAS(イーバス)と言う免震装置が装備されています。

断熱仕様では、断熱性能の高いフェノールフォームの74mm厚を外壁内に入れ、その外側に同じ断熱材の45mmを外張りし、サッシはクリプトンガスを封入したトリプルガラスの樹脂製のものとしています。

このクラスの断熱性能であれば、北海道地域でも十分に省エネ基準をクリアするもので、ゼロ・エネルギー住宅の基準も超えています。さらに特筆しておきたいのは、太陽光発電システムを標準装備していることです。

冒頭で、現在のアイフルホームはローコスト住宅ではなく、ミドルクラスになっているといいましたが、この装備と性能で48万円の坪単価は他のハウスメーカーに比べて安いと思います。

もっとも、実際には基本価格に含まれていない付帯設備や敷地に応じた費用などで50万円台にはなるでしょうが、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。

セシボ零

零(ゼロ)は3つのラインアップの中で中間に位置し、40坪で1659万円と発表されています。坪単価では、41.5万円弱となります。

構造的には極と同じですが、断熱仕様は異なっており、フェノールフォームの50mmを外壁内に入れています。なお、サッシは極に比べて少し断熱性能は落ちますが、アルゴンガスを封入したトリプルガラスのアルミと樹脂の複合サッシとなっています。そして、極と同様に太陽光発電システムが標準装備されています。

この仕様の断熱性能であれば、北海道を除く全地域をカバーしてくれるでしょうから、坪単価とも合わせてセシボの中心となる商品ではないでしょうか。構造的には耐震等級3の性能を持ち、断熱性能でも現行の省エネ基準を十分にクリアし、太陽光発電システムを含む41.5万万円弱の坪単価と言うのは、非常にコストパフォーマンスが高いと思います。

セシボ爽

爽(ソウ)は3つのラインアップの中では最下位に位置し、断熱仕様はグラスウールとなっています。プレス発表では、40坪で1192万円の価格で、坪換算では29.8万円となります。

構造性能は極や零と同じ耐震等級3ですが、制震装置は付いていません。なお、サッシは、アルミと樹脂の複合サッシで空気層のペアガラス仕様となっています。また、太陽光発電システムは含まれていません。

アイフルホームと競合するフランチャイズ業者

ユニバーサルホーム

アイフルホームの競合相手としては、ユニバーサルホームは外せません。理由としては、(株)ユニバーサルホームはアイフルホームの設立当初の社長が興した会社だからです。

勿論、ユーザーには何ら関係ありませんが、担当者にしてみれば最も気になる競争相手とも言えるでしょう。

同社は、アイフルホームと同じフランチャイズシステムを採用しており、住宅構造も木造軸組構造で、坪単価も40〜55万円とほぼ重なります。同社の特徴としては、地熱床システムと外壁にALC(軽量発泡コンクリート)を採用していることがあります。

また、HP上で加盟店に対する現場管理チェック項目などを紹介していることなどから、加盟店による差をなくす努力も見られます。

クレバリーホーム

同社もフランチャイズシステムを採用しており、躯体構造は構造用集成材と接合金物を使った木造軸組構造となっており、やはりアイフルホームと同程度の構造性能と思われます。

口コミなどでは坪単価が30〜60万円のようですが、建築例を見る限りでは少しアイフルホームよりも上のグレードになるのではないでしょうか。特に、外観デザインはアイフルホームよりも上手だと思います。

アイフルホームの価格・坪単価の内訳は?

本体工事

アイフルホームの本体工事の価格や坪単価は、上に挙げたセシボシリーズの各ラインアップによりますが、それらの価格はあくまでも建物本体を建てるために必要な工事範囲のもので、敷地の条件や運搬経路なども標準的なものとして算出されています。

ですから、敷地の地耐力不足や狭小敷地、さらには搬入路が狭いなどの場合には、地盤改良や小運搬費などが別途費用として加算されます。

付帯工事

上記の本体工事は、建物本体を建てるための費用でしたが、付帯工事とは建物を住宅として利用できるようにするためのもので、屋外給排水の配管や接続、そして電柱からの電線の取り込みなどが含まれます。

なお、建て替えなどで、既存の建物を解体・撤去する必要がある場合には、その費用も計上されます。

オプション工事

これは、仕様変更や基本仕様に含まれていない住設備機器などを変更・追加した場合に発生するもので、門扉やフェンス、そして植樹なども含まれます。ただし、業者によっては、これらを付帯工事に計上している場合もあります。

諸経費

ここには、建築確認申請費や地耐力調査費用などがあり、業者の事務経費や現場管理費などの人件費が計上されます。また、ゼロから設計を依頼した時には、設計料が計上されることもあります。

アイフルホームの総額は契約前見積りとどのくらい差がでる?

例えば展示場などで建築相談した場合、担当者はユーザーから得られる情報を元に概算見積りを作りますが、多くの場合は現地を確認して、敷地情報や資材の搬入経路などを確認してから見積ります。

では、この見積りから実際に契約する時の見積りとでは、どのような原因で見積額に差が出るのでしょうか。

オプションの増減による差を別とすれば、大きく差が出る内容には当初の見積り段階では判明していない地耐力によって、基礎の仕様変更や地盤改良が必要とされることがあります。

なお、地耐力調査には費用(5〜10万円ほど)が発生し、場合によっては建物の請負契約前に別途費用で地耐力調査をする必要があります。

地耐力調査の結果、布基礎からベタ基礎に変える場合には20〜30万円ほどの差ですが、地盤改良になると100万円以上になることもあります。

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