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アイフルホームの断熱性能はどれくらい?

 

アイフルホームの商品シリーズには色々ありますが、断熱仕様としては、セシボ極(きわみ)、セシボ零(ゼロ)、セシボ爽(ソウ)の3種類になります。

そして断熱性能的にも、セシボ極>セシボ零>セシボ爽の順になり、最上位クラスにはゼロ・エネルギー住宅(ZEH)対応のセシボ家+Xがあります。なお、窓サッシもそれに応じた仕様となっています。

口コミの評判では、同じアイフルホームでも知人の家は暖かったが我が家は寒い、あるいは夏暑く冬寒いなどとの最悪の評価もあります。では、アイフルホームの基本的な断熱性能はどのようなものでしょうか、チェックしてみましょう。

 
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アイフルホームの断熱性能の評判は?

口コミに見られる断熱性能の評価は、あまり好ましいものではありません。しかし、その中味を確認すると低グレードのセシボ爽で、グラスウール仕様となっています。アイフルホームが採用しているグラスウール密度は、10kg/m3もしくは16kg/m3で外壁内に充填されていますが、この仕様はごく一般的なもので決して高性能のものとは言えません。

住宅の断熱性能を表すものにはUA値(外皮平均熱貫流率)があり、アイフルホームで公開されている数値は上に挙げたセシボ零と極のみで、それぞれに省エネ基準を上回るものですが、グラスウール仕様については数値を公開していません。

UA値は平成25年以前に使用されていたQ値(熱損失係数)に変わるもので、床面積当たりの熱損失係数から外皮面積当たりの平均熱貫流率で表されるようになりました。勿論、Q値よりもUA値の方がより実態にあったものといえるでしょう。

いずれにしても、グラスウール仕様でも省エネ基準はクリアしていると思いますが、夏涼しく冬暖かいと言うような性能ではないと思います。

アイフルホームの気密性の評判は?

住宅の気密度を表すものには、外壁や天井・床、そして窓サッシなどの隙間面積合計を床面積で割ったC値(cm2/m2)があります。アイフルホームのセシボ零と極みでは、各邸ごとに気密測定を行っており、2015年の実測平均値では0.61cm2/m2と言う数値を公開しています。

一般的な住宅で、気密シートと気密テープを使った仕様では1.0cm2/m2ほどの気密性があると言われていますので、それよりも良い数値だと言えます。しかし、気密測定を行っているのは上に挙げた2グレードとなりますので、グレードによっては、標準的な1.0cm2/m2前後と考えてよいでしょう。

気密測定を前提にしていない場合、電気コンセントやスイッチボックス廻りの気密まで気配りすることがなく、他の部分の気密性がいいだけに、換気扇をつけるとそれらの隙間から外気が勢い良く吸い込まれ、周囲に結露ができる場合があります。口コミでも指摘している評価がありますので、できればオプションでも零あるいは極の気密・断熱仕様にしておくことを勧めます。

アイフルホームの電気代の評判は?

正直なところ、アイフルホームの気密・断熱仕様で電気代に貢献してくれるだろうと推測できるのは、セシボ極とセシボ家+Xぐらいでしょう。グラスウール仕様のものでは、冒頭に挙げたように夏暑く冬寒いと言った最低の評価です。

セシボ極の断熱仕様は74mmのネオマフォーム(フェノール樹脂)を外壁の中に入れ、その外側に45mmのネオマフォームを張っています。この合計119mmのネオマフォームで断熱性能が上がるだけでなく気密性能も向上し、合わせて行われる邸別の気密測定で一定の気密性が確保されます。

この仕様であれば、冷暖房機器のランニングコストは抑えられるでしょう。また、窓サッシもクリプトンガス封入のトリプルガラスと樹脂サッシになっていますので窓サッシでの結露もなくなります。

一方、口コミによるセシボ極の坪単価は50万円台のようですから、アイフルホームのローコストメリットがなくなり、他の住宅メーカーも十分選択肢になると思います。

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