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セルコホームのQ値・C値日本は!?の基準と比べてどうなの?

セルコホームが輸入・販売しているカナダ住宅の断熱性能や省エネ性能は、住宅先進国の中でも最先端に位置しており、酷寒地域を含むカナダならではと言えるでしょう。

一方、我が国でも断熱性能や省エネ性能の向上が図られており、現在の省エネ基準は平成25年に改正されたものが基本となっています。

それでも残念ながら、世界水準の最先端と我が国の現行の省エネ基準とはまだ差があり、その意味でもカナダ住宅を選ぶ価値はあると思います。

では、そのセルコホームが輸入しているカナダ住宅の断熱性能はどのようなものなのか、口コミの評判も含めてチェックしてみましょう。

 
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セルコホームの断熱性能の評判は?

断熱性能を表すものにQ値がありますが、セルコホームの最新のHPではQ値を公開しておらず、変わってUA値を公開しています。これは、冒頭で挙げた省エネ基準の改正に伴ったものです。

Q値とは熱損失係数のことで、室内外の温度差が1℃の時に、屋根・外壁、窓などの外皮面から伝わって逃げる総熱量を延べ床面積で割ったものです。そして、同様に外皮面から逃げる総熱量を外皮面積合計で割ったものがUA値(外皮平均熱貫流率)になります。

いずれも値の小さい方が良い性能といえますが、UA値の方がより正確だと言うのは容易に理解してもらえると思います。セルコホームが公開しているUA値は上位グレードになりますが、0.37w/m2・Kで、省エネ基準の1地域に区分されている北海道地域の0.46w/m2・Kよりも小さい高性能な数値となっています。

口コミによるセルコホームの断熱性能に対する評判は、概ね好意的で「住み心地」の良さを言われている方が多く、同社の目指す「心地よい暮らし」が実現できている証と言えるでしょう。

一方では、断熱材などによる熱損失性能は優れているが、夏の陽射しで暑くなりすぎる、と言う声があります。これは、断熱性能の良さの逆効果によるもので、日射で入った熱が逃げにくいことによります。

セルコホームでは遮熱効果のある複層Low-Eガラスのサッシを採用していますが、日当たりの良い窓では完全に遮ることができないため、カーテンや、外側にオーニングを付けるなど、陽射しが入りすぎないようにする工夫も必要だと思います。

セルコホームの気密性の評判は?

セルコホームがHP上で公開している気密性能(C値は実測値で0.492cm2/m2となっていますが、全てのセルコホーム・ユーザーの家でこの数値が出るとは考えにくいと思います。なお、気密性を日常生活で実感することは難しく、口コミでも気密数値に触れたものはほとんどありません。

気密性能とは、屋根(天井)・外壁や窓サッシなどからの空気の出入りを表すもので、それらの隙間面積合計を延べ床面積で割った数字で表わしています。一般的に、気密シートと気密テープを使った新築の気密実測値は1.0cm2/m2ほどと言われており、一般的なセルコホーム・ユーザーの家でも恐らく同様の数値ではないかと思っています。

これは、気密性能は施工精度によるバラツキが大きいためで、より気密度を上げるためには、気密工事の施工後と建物の完成後の2回の気密実測検査を行い調整する必要があるのです。勿論、実測を依頼することは可能ですが、オプション扱いになる上にあまり意味がないと思うのです。

気密性を実測することに意味がない、と言うのには訳があります。実は、気密性能(C値)はQ値同様に省エネ基準の改正を受けて無くなったのです。

勿論、隙間は小さい方が良いのですが、考えてみれば上のUA値によって外皮面積当たりの熱貫流率、つまり熱がどれだけ失われるかを表わしていますので、隙間から失われる熱も含まれていると言う考え方なのです。

セルコホームの電気代の評判は?

セルコホームの断熱性能や気密性能による省エネ効果、言い換えれば電気代はどれくらい安くなるのでしょうか。このランニングコストはユーザーの最も気になるところでしょうが、数字で表すのが一番難しい部分でもあるのです。

理由は、地域やユーザーの冷暖房機器の利用形態と機器の省エネ性能、さらにはソーラ発電やエコキュートなどの関連設備の有無によって、同じ条件下で比較することが出来ないからです。

それでも、高気密・高断熱化された住宅のランニングコストが、そうではない住宅よりも安くなるのは事実です。口コミでは、オイルヒーターだけで過ごせたとか、リビングのエアコンだけで全室が快適だった、などの評価がありますが、抽象的で口コミを読んでいるユーザーと同じ条件下ではないでしょうから安易に信用するのは危険です。

ランニングコストの参考になるものとして、セルコホームでは第三者認証機関の審査基準を使ってエネルギーの消費比較をシミュレーションしています。それによると、平成25年の省エネ基準をクリアしただけの住宅に比べて25%減のエネルギー消費となっています。

単純にエネルギー消費が電気代に反映されるとするなら、冬季に月500kwhの消費電力だったものが375kwhとなり125kwhの消費減となります。そして、1kwhを25円とするなら、電気代が3,125円安くなる訳です。

勿論、セルコホームがテストに使った家は最高グレードの住宅だと推測されますから、他のグレードの場合にはそこまでのエネルギー減にならないまでも、20%前後は安くなるのではないでしょうか。

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