セルコホームでも建てられる二世帯住宅！予算を抑えるには！？

セルコホームが輸入・販売しているカナダ住宅には、二世帯住宅と言うようなカテゴリーはありません。カナダや欧米でも2世代・3世代が同居する住宅はあるでしょうが、日本のように二世帯住宅とは呼んでいません。

単に大家族用に設計されたもので、5ベッドルーム・3バスルームのように、居室とサニタリールームの数で表わしています。

二世帯住宅とは、各世帯を別にしながら同一棟に住む形態を言いますが、各世帯がそれぞれに独立できる機能を備えたスペースに住む場合と、キッチンや浴室などを共用とする場合があります。

ここでは最も多い、後者の水廻りなどを共用し、二世帯家族が暮らせるスペースや間取りになっているものについて紹介してみましょう。

セルコホームの二世帯住宅の特徴、評判は？

セルコホームで二世帯住宅とするには、何らかのアレンジが必要で、基本の間取りに家族数に応じた部屋数があること、そして少なくともトイレと洗面を別途設置するスペースがあることが必要になります。

なお、口コミや評判ではプライバシーの確保が難しい、と言うものもあり、2階への昇降で1階のリビングを横切るようなプランは不向きかもしれません。

リビングに階段があるのは輸入住宅プランに多く、家族が接触する機会が増えコミニュケーションを図るための役にたちますが、あまりに昇降動線がオープンになっているよりは、少し気配が感じられるような位置にある階段がいいと思います。

セルコホームの二世帯住宅の間取り図

熊日八代住宅展モデルハウス：平屋建て 40坪

このプランは平屋建てとなっていますが、実際には屋根裏部屋がある上に、まだまだ利用可能なスペースが残されているように思えます。このプランの特徴は、1階の中央に大き目のキッチンとダイニング・リビング、そしてその延長線上にテラスが配置されていることです。

また、それとは別に小家族用のキッチン・ダイニング、さらに専用のリビングが設けられているのも特徴的です。なお、浴室・洗面やトイレは共用となっています。

主世帯用の部屋と従世帯用の部屋とが上手くバランスされており、プライバシーにも配慮されたもので階段動線も適切だと思います。このプランでは、主となる世帯主の加齢に伴って、使用するスペースを従世帯用のスペースとスイッチすることも容易でしょう。

横浜モデルハウスプラン： 2階建て 74.25坪

このプランも特に２世帯住宅とは謳っていませんが、十二分に広いスペースは二世帯住宅とし活用することを可能にしています。

この広さや間取り数であれば、玄関廻りだけを共用として、その他はそれぞれに独立させたキッチンやサニタリーを設置することも可能になります。

中山モデルハウス：2階建て 50.95坪

このモデルは上に挙げた2モデルの中間的な規模のものです。モデル用途で2階ホールにドリンクコーナーを設けていますが、2階の階段ホールや洋室2の一部をアレンジすれば、一定のプライバシーを確保しながら二世帯が快適に生活できる住宅とすることもできると思います。

セルコホームの二世帯住宅の価格・坪単価は？

セルコホームの中心商品は、THE HOMEになり、坪単価は50～60万円台と言われています。二世帯住宅とするには相応に延べ床面積が大きくなりますが、住宅価格の傾向として延べ坪数が大きくなるほど坪単価が安くなります。

一方、二世帯住宅用のミニキッチンやサニタリーを設置すると、その分はコストアップになります。これらを考慮すると、坪単価は50万円台後半から60万円前半になるのではないでしょうか。

では、セルコホームと競合する輸入業者にはどのようなところがあるでしょうか。坪単価や住宅性能を中心として代表的なところをチェックしてみましょう。

ブルースホーム

欧米スタイルの住宅を輸入・販売しているこの業者の坪単価は40～50万円台と言われています。同社でも二世帯住宅としての明確なカテゴリーは設けていませんが、設計段階で意図を伝えることで二世帯住宅に対応してくれるようです。

なお、構造枠組み材の種類や断熱・気密性能の良さも同社の特徴としており、セルコホームの競合相手と言えるでしょう。

東急ハウス

この企業の「ミルクリーク」は、北米風、南欧風の住宅スタイルで、バリエーションの多様さを特徴としています。構造躯体や断熱性能などのハード的な性能はセルコホームと同様のもので、口コミ等では坪単価が50～60万円台と言われていますから最もセルコホームと競合するところでしょう。

ただし、ベタ基礎の採用や耐震装置などから受ける印象は、セルコホームよりも若干上に位置するかもしれません。なお、同社では、二世帯住宅をタイプ別に紹介していますので参考になります。