建売住宅の良さは「即決」「即入居」ができるところ。その理由はメーカー側で住宅のタイプから内装までを決めてしまう、購入者にほとんど任せることがない仕様の住宅となっているからです。
決まりきった住宅が出来上がってしまうことに残念な声も多いのが建売住宅の特徴ですが、パナホームが送る建売住宅は「注文住宅と同程度」との声も聞こえます。
購入者側からすれば実に嬉しい声ですが、そうなると気になるのは価格面です。では今回はこの建売住宅の坪単価といった基本情報と、値引きや評判をご紹介します。
パナホームの建売の坪単価は?
まず見ておきたいのは坪単価。今回紹介する建売住宅と注文住宅の違いを見ておきましょう。
注文住宅坪単価 | 約70万円~ |
建売住宅坪単価 | 約60万円~ |
2つを比較すると少しの差があることが分かります。ここで出ている数字はあくまで平均的な数字、そして誤差も些細なものに見えますが坪数に合わせてその額も大きくなるので10万円と言えども楽観視はできません。
見て分かる通りパナホームは他住宅メーカー同様に注文住宅よりも建売住宅が安くなります、しかしそれには建売住宅ならではの理由が存在するのです。
価格の理由
パナホームに限らず住宅メーカーが出している建売住宅は一般的に価格が安いのが特徴の1つ。
既に完成している物、もしくは完成が決まっている物を土地と合わせて購入するというタイプの住宅で基本的に内装や外観に購入者が口を出せません。
「出来上がった物の購入」という点では一見デメリットのようにも感じますが、住宅の中には完成から既に数週間、数ヶ月という月日が経っているものもあり即入居が可能というメリットもあります。
これが建売住宅が選ばれる一番の理由と言っても過言ではないでしょう。
完成品という購入者が介入できない住宅ですが、パナホームには自慢の標準仕様が備わっています。
建売住宅も注文住宅同様に高いクオリティを誇り、中には「注文住宅と変わらない」という声もあるほど。安く高いクオリティを誇るなら建売住宅でも十分なのかもしれません。
パナホームの建売の値引きは?
パナホームでの値引きの有無ははっきりと断言できず、きっぱりと断る担当者もいれば交渉可能な担当者もいるようです。しかしせっかく可能性があるのなら値引きをお願いしたいところ、そこで値引きのポイントをご紹介します。
値引き交渉を上手く進めるポイント
他社との競合
これは値引きを行う際に最も使用され、最も成功率の高い方法。他の住宅メーカーでも相談していることを話に出せば値引きの可能性はぐっと上がります。
契約前の交渉
これは値引きを行う際の方法というより必須のポイント。契約を結んだ後では価格の変更はほとんど無理、なので必ず契約を結ぶ前に交渉を行いましょう。
価格ではなくオプションで対応
中にははっきりと価格の交渉を断る人もいるでしょう。しかし時には有料オプションを付けることで対応することもあるようです。
人により、そして時によりけりで詳しい内容は分かりませんが価格が無理そうならオプションのサービスを交渉してみてもいいかもしれません。
実際に値引きされる額に関してはあまり期待できるものではありません。というのも、その住宅が建てられた時期により価格が変動することがあるからです。
建てられてからいくらか月日が経つものはそれに合わせて価格も下げられていることが多く、1年が経過したものは500万円ほど既に安くなっているという情報もあります。
まずその月日を確認し、当初の価格からどれくらい下がっているのかを知ることをおすすめします。
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パナホームの建売の評判、口コミは?
数ある住宅メーカーからパナホームを選んだ人の評判・口コミをご紹介。何故ここを選んだのか、購入後の感想などがその中に収められています。
ずらっと並んだ同じ家
ある地域の一角に同じ規格の家が立ち並ぶ姿を見て少しの不安を抱えました。でもそれは最初の印象、話を聞いて実際に住んでみると建売とは思えないクオリティの高さが分かります。
家はスマートハウス、省エネや快適さを追求したとても暮らしやすい家でした。各設備にもこだわりが見られます。
価格は高い、でも仕様に満足
パナホームは注文住宅でも少し高めの設定でした。建売なら安くなるとふんだのですが、多少の変化はありましたがあまり大きなものではありません。
でも仕様に不満はありません。長期間のメンテナンスに快適な生活を作り出すシステム、建売でも仕様がしっかり装備してあるならこの価格でも文句はありません。
値引きがなく価格も不満
家の中は確かに快適と言えるかもしれません。でも値引きがなく、あまり安いとも言えない価格でこれならいっそ注文住宅にしても良かったのかも、なんて思ってしまいます。
時間が無かったから建売を選んだけど、それが無かったらもう少し考えていたかもしれません。
まとめ
パナホームはそもそもの価格帯が若干高めに設定されており、建売住宅でもずば抜けた安さとはならない辺りに不満点が挙げられています。
しかし同様にシステムや標準仕様に対して高評価が多く、価格帯を気にしないという声も多く聞こえています。
坪単価で見ても大きな価格の差は見られませんが、それはパナホームの家のクオリティを表しているのかもしれません。