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劣化しにくい断熱材はある?おすすめや劣化しにくい条件など紹介!

夏は涼しく、冬は暖かい、外の気温に左右されない快適な家を建てるのに欠かせないのが、「断熱材」です。

断熱材と一言で言っても、様々な種類があります。それぞれの特徴を比較して、最適な断熱材を見つけましょう。

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断熱材とは?

「断熱材」とは、その名の通り家の断熱をするための材料です。壁の中、床の下、天井の上に充填し、家の外周部を断熱材でくるっと包むことによって、家の断熱をします。

外気と触れる部分をしっかりと断熱することで、外気に左右されにくくなるため、冷暖房が効きやすくなります。

最近では、「高機密・高断熱」の住宅が多くなり、さらにエネルギー効率が上がってきています。高断熱窓と断熱材をうまく合わせて使用することで、快適な住環境を作ることができるでしょう。

こうした家の断熱性能については、何度もその基準が見直されてきており、2020年以降の新築住宅は、新省エネ基準をクリアすることが義務化される予定です。

【3選】劣化しにくいおすすめ断熱材はある?!徹底比較

「断熱材」にも、様々な種類があります。

断熱材は、大きく分けて「繊維系断熱材」と「発砲プラスチック系断熱材」の2種類に分類され、それぞれ特徴があります。その中でも、おすすめの断熱材をご紹介します。

グラスウール

日本の木造住宅では、最も多く使用されている「繊維系断熱材」です。リサイクルガラスを高温で溶かし、繊維状にしています。

製造時や施工時に出た端材や、建物の解体時に出た使用済みのものも、再生処理をしてから再利用できます。グラスウールは、床や壁、天井など、どの部位にも施工可能です。

厚さや密度の種類も豊富で、厚ければ厚いほど、密度が高ければ高いほど断熱性能が上がります。中でも、「高性能グラスウール」は高い断熱性能を発揮します。

耐久性については、グラスウールは化学的に安定しているため、長期間高温多湿の場所にさらされていても、劣化が起こりくくなっています

さらに、原料がガラスのため、不燃材料であり、高温になっても煙や有毒ガスを発生しません。

その他にも、吸音性や耐久性がありながら比較的安価で、コストパフォーマンスに優れた断熱材です。

セルロースファイバー

パルプ、新聞古紙などを綿状に粉砕し、木質の繊維を利用して作られた「繊維系断熱材」です。

セルロースファイバーは、リサイクルして作られているので、地球環境にやさしいエコな断熱材であり、繊維の1本1本に含まれる空気泡のおかげで、高い断熱性能を発揮します。

この断熱材の大きな特徴は、高い断熱性能はもちろんのこと、吸放湿性を持っていることです。

この性能が、断熱材の劣化の原因の一つである結露を予防してくれます。また、防火性能のために配合ざれているホウ酸は、シロアリなどの害虫を寄せ付けません。

この断熱材の施工方法は、吹き付けになるため、狭い場所にも断熱材を充填させることが可能で、隙間なく施工することが、高い断熱性能につながります。

吹き付け硬質ウレタンフォーム

「発砲プラスチック系断熱材」の中で、特に優れた断熱性能を持っているのが、吹き付け硬質ウレタンフォームです。

接着剤を使用せずに施工可能で、複雑な形状や狭い場所にも隙間なく充填することができます。

断熱材に隙間ができることによる断熱欠損がほどんどないので、結露などの心配もありません。また、独立気泡構造のため、水などの抵抗は高いです。

断熱材が劣化しやすい条件はある?!

断熱材をいくつかご紹介しましたが、施工条件が悪ければ、どんなに性能の良い断熱材を使用しても、性能の劣化が急速に進んでしまいます。

劣化しやすい条件を良く理解し、しっかりと対策をしましょう。

断熱材と壁に隙間ができ、湿気などを含んでしまう

断熱材の劣化の原因として挙げられるのが、「湿気」です。水分を含んだ断熱材は、素材の劣化を早めます

断熱材は壁の内部に充填させて施工しますが、断熱材と壁の間に隙間があると、内部結露を生じやすくなります。断熱材が湿気を含むことによって重くなり、ずり落ちてしまっていることもあります。

こうした問題が起きていても、内部結露はすぐに目で確認できないため、知らないうちに劣化が進んでいることがあります。

さらに、断熱材だけでなく周囲の木材の腐食を進めてしまうこともあります。

こうした問題が発生しないように、壁内部の湿気や結露水をしっかりと外に逃がすようにすることが大切です。

対策として、室内側には気密シートをしっかりと貼り、室外側には必ず通気層を設けましょう。

もう一つの原因は、「紫外線」です。断熱材は直接紫外線を浴びると劣化しやすくなります。劣化を防ぐシートを貼るなど、対策をしましょう。

まとめ

いかがでしたか。快適な住環境を作る為には欠かせない断熱材。しかし、家が完成してしまうと劣化状況を確認するのは難しくなります。

長期間効果を発揮することができるよう、施工時に万全の対策をとっておきましょう。

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