タマホームの商品には、大安心の家、木麗な家、元気な家、GALLERIARTなどがあり、これらには長期優良住宅が標準仕様となっているものがあります。その場合、省エネ基準の地域区分に合わせた省エネ性能は、最高等級4を基本としています。
現在の省エネ基準による地域区分は8つに分類されており、タマホームでは1・2地域に対応する省エネ仕様を「大地」、3地域対応を「暖」、4地域対応を「愛」として、それぞれの商品名の後につけ、大安心の家「大地」などのように区別しています。なお、5〜7地域対応には省エネ仕様の名称はなく、8地域の沖縄については特に明記もされていません。
タマホームの断熱性能の評判は?
現在の省エネ基準で断熱性能を表すものには、UA値(外皮平均熱貫流率:w/m2K)と言うものがあります。これは、住宅の外皮(屋根・天井、外壁・窓、1階床)部分から逃げる総熱量を外皮総面積で割ったもので、数値が小さい方が高性能となります。
なお、UA値は平成25の省エネ基準の改正に伴ったもので、それまではQ値(熱損失係数: w/m2K)が採用されていました。Q値は、上記の外皮から逃げる総熱量を1階の床面積で割ったもので、明らかにUA値の方がより正確であることを理解してもらえると思います。
タマホームの断熱材仕様は、天井(屋根)と外壁にグラスウールかロックウール、床には発泡樹脂製のカネライトフォームを採用しており、それぞれの性能や厚みは地域区分、あるいは長期優良住宅に求められている省エネ等級に応じた数値となります。
また、窓サッシもペアガラスアルミサッシから、クリプトンガス封入のトリプルガラスの半樹脂サッシそして樹脂サッシまであり、地域区分と省エネ等級に合わせて選択されます。
口コミによる評価では、関東以西に多い5・6・7地域の断熱仕様で建てたが、あまり断熱効果を感じることはなく、窓サッシの枠にも結露が発生して、一つ上の断熱仕様にすれば良かった、などと後悔している内容のものがありました。このことから、省エネ基準に適合している、または長期優良住宅で省エネ等級が最高の4であっても、断熱や省エネ効果を実感するためには、一つ上の地域あるいは仕様を選んだ方がいいのではないでしょうか。
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タマホームの気密性の評判は?
住宅の省エネ性能を上げる方法の一つに、隙間風をなくすと言うことがあります。
さすがに現在では、隙間風を直接肌で感じるような住宅はないでしょうが、電気コンセント廻りや排水管廻りの外部と間接的に通じている部分からは気付かない程度ですが空気の出入りがあります。
これらの隙間の程度を表すものにC値(cm2/m2)があります。
これは、電気コンセントや排水管廻りの隙間の他に、外壁や天井・床、そして窓サッシなどの隙間面積を合計して1階の床面積で割ったもので、当然数値が小さい方が気密性が高い、つまり省エネ性能を上げる要因となります。
もともとC値には、外皮の隙間面積を床面積当たりで表示する不合理さがありましたが、上で述べた平成25年の省エネ基準の改正時にC値の基準項目がなくなってしまったのです。
これは、上のQ値がUA値に変更され、外皮面積から逃げる熱を外皮平均熱貫流率で表示されるようになり、外皮の隙間から逃げる熱もUA値に含まれていると見なせるとしたことが理由でしょう。
なお、新築住宅で気密シートと気密テープを使った標準的な施工では、1.0cm2/m2ほどの気密性があると言われていますので、タマホームの住宅でも、それと同様の数値になるのではないでしょうか。
タマホームの電気代の評判は?
タマホームは、IHコンロとエコキュートの採用でオール電化が標準仕様のようです。もちろん、ガスコンロも選択できます。オール電化は太陽光パネルなどでの創出エネルギーとの組合せが合理的なものですが、ここではオール電化部分を取り上げ、口コミなどを混じえてチェックしてみましょう。
エコキュートを採用する場合、深夜料金を利用するケースが多いと思いますが、そのことによる不便さや電気料金が上がったと言う声がありました。
深夜料金を利用する場合、割安な時間帯や料金体系は契約電気会社にもよりますが、大雑把に言えば、給湯は電気代の安い深夜に貯湯しておいたものを使うと言うものです。
見方を変えれば、昼間の時間帯は割高になると言うことで、貯湯するお湯の量が生活スタイルに合っていない場合は、不足分をお昼の割高な電気で沸かすことになってしまいます。
一方、電気代のもう一つの大きな要因である冷暖房機器のランニングコストは家の省エネ性能に影響されます。タマホームの各商品に設定されている断熱仕様は、省エネ基準の地域区分仕様、あるいは長期優良住宅に求められている省エネ性能仕様となっています。
ですが、出来ればランニングコストや将来のゼロ・エネルギー住宅への対応も視野に入れると、やはり必要な性能よりも一つ上の省エネ仕様としておくことが、長い目で見た場合に得策だという結果になります。