タマホーム(株)は関連会社で再生可能エネルギー事業を行っていますが、住宅部門での太陽光発電システムを事業としては行っていません。ですから、住宅に太陽光発電システムを付ける場合は、太陽光発電パネル製造業事業者などによるシステムを取り付けることとなります。
その場合、新築後に別途太陽光発電システム事業者に依頼するのではなく、新築時にタマホームを介して同時施工することを勧めます。理由は、他業者に別途発注した場合には、施工後の雨漏り等の不具合責任の所在が不明瞭になりトラブルの元となりやすいからです。
なお、タマホームでは以前に「大容量ソーラーハウス 楽楽の家」を販売していましたが、現在では商品構成の中には入っていないようです。
タマホームの太陽光発電の評判は?
タマホームで太陽光発電システムを付ける場合は、新築時に合わせた方がいいと上で書きましたが、同時施工した場合でもトラブルはあるようです。
口コミでは、太陽光発電システムの不具合をパネル製作メーカーで調べてもらったら、配線が間違っており、せっかく発電した電気の一部が供給されていなかった、と言うものでした。これは、正常ならもっと売電できていたのかもしれないと言うことですから被害は深刻ですね。
タマホームで太陽光発電システムを設置する場合、施工はタマホームが手配した電気業者になります。しかし、太陽光発電システムあるいは採用したパネルメーカーに慣れていない業者の場合、上のようなミスにつながります。
なお、冒頭でタマホームでは住宅部門での太陽光発電システム事業を行っていないと書きましたが、以前は持っていたようです。ただし、出力保証に関するクレームやトラブルが多くあったようで現在はHPを見ることもできません。これらから、タマホームの太陽光発電システムは要注意かもしれませんね。
タマホームの太陽光発電の価格は?
ある口コミでは、5kWで148万円となっていました。パネルは京セラ製のようですが、kW当たり29.6万円は非常に安いと思います。
これは、太陽光発電システムを購入・設置する場合の一般的な例ですが、タマホームではレンタル制度も用意しています。
理屈的にはレンタル料を売電額から使用電気料を引いた額でまかなえれば絶対にお得だと言えますが、年々安くなっていく売電単価や固定買い取り制度が終わる10年後やレンタル期間修了の15年後の対応が不明なことから、あまり積極的には勧められないと思います。
なお、タマホームでは太陽光発電システムの保証は直接には行っておらず、システムを構築している各製品の製作メーカーによります。
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タマホームの太陽光発電の売電収入はどうなの?
太陽光発電の売電収入は、パネルの発電容量と生活スタイルによる電気の使用状況、そして住宅の省エネ性能によります。この中で、タマホームの住宅が直接的に影響するのは、断熱・省エネ性能になります。
あるタマホームのユーザーは、オール電化住宅に2.97kWのシステムを載せて、冬季に3,000円/月ほどの売電収入があったと書き込みしていました。その時の電気使用料が11,000円ほどですから、差し引きでは8,000円の電気代となります。
以前は電気代とガス代を合わせて2万円ほどとのことで、それとの比較では12,000円ほどの節約になったわけです。
また、暖房は石油ファンヒーターも併用しているようで、8帖用のファンヒーターで20帖のLDKが暑いと感じるほどに温まるそうです。これなどは、明らかに断熱性能の向上によるものだと思いますが、口コミの内容から40数年前の家と比較してのものでしたから、当然と言えるかもしれません。
タマホーム太陽光発電まとめ
タマホームが扱っている太陽光発電システムは、相場に比べて安いと思います。ですが、自社の商品化や事業化などで失敗しており、迷っているようにも見受けられます。
ですから、同社で太陽光発電システムを付ける場合は、一定のリスクを覚悟する必要があり、契約前には十分なヒアリングと確認が必要でそれらを文書に残しておくことを勧めます。
また、信頼できる太陽光発電システム業者の情報がある場合は、指定するのも選択肢かもしれません。