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タマホームの耐震性能はどのくらいのもの?安心は得られるのか

タマホームの住宅構造は木造軸組構造で、柱や梁は各商品によって構造用集成材と構造用製材(ムク材のこと)を使い分けているようです。また、それらの接合には一部の商品に金物工法が採用されています。なお、基礎は各商品共通でベタ基礎となります。

タマホームの商品は、長期優良住宅を標準仕様としているものが大半で、その場合には同住宅の耐震基準が住宅性能表示制度の「構造躯体の倒壊等防止」の耐震等級2以上とされていることから、できれば長期優良住宅が標準でついている商品をお勧めします。

 
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タマホームの耐震性はどうなの?

タマホームで長期優良住宅が標準仕様とされている商品では、住宅性能表示制度の「構造躯体の倒壊等防止」の最高等級3を基本としています。冒頭で、長期優良住宅の耐震性能基準は等級2以上が必要と述べましたが、タマホームではそれを上回る耐震性能を基本としているのですから好感が持てます。

「構造躯体の倒壊等防止」の最高等級3とは、数百年に一度の大地震(阪神淡路大震災など)にも倒壊しない強度の1.5倍の強さを持つように設計されたものです。

現在の建築基準法は、阪神淡路大震災の反省から2000年に改正されたものですから、現行の建築基準法に適合している限り、簡単に倒壊するようなものではありません。

この建築基準法で求められている耐震性能は、住宅性能表示制度の耐震等級で言えば等級1に相当しますので、タマホームの長期優良住宅で最高等級3の耐震性能を基本としているのは立派だと思います。

なお、「大安心の家PREMIUM」では、耐震等級3に加えて制振ダンパーも併用されているようです。ただ、これはその形状から、他の商品でもオプションで付けることは可能だと思います。制振ダンパーは繰り返しの揺れに対応するものですから、可能であれば採用しておく方がいいと思います。

タマホームで注意しておきたいのは、長期優良住宅を標準仕様としていない商品で、これらを選ぶ場合にはオプションでも上の耐震等級3となるような構造設計を依頼しておくことを勧めます。

また、長期優良住宅付きの商品でもタマホームが用意している参考プランを大きくアレンジする場合、あるいは完全なフリープランの場合には最高等級3とすることが出来ない場合もありますので注意しましょう。

タマホームの地震への影響、評判は?

東日本大震災の被災地に地震の4年前に建てたユーザーが、震度6を幾度か経験したが被害は玄関タイルの割れ3枚だけだったと言う口コミがありました。震災の4年前ですから比較的新しく、建築基準法の新耐震基準にも適合したものでしょうから、倒壊しないのは当然なのですが、タイルの割れだけだったと言うのは立派だと思います。

一方、関東のユーザーが完成引き渡し直前に東日本大震災に会い、地盤沈下で傾き数百万円の復旧費用が必要だった、と言うのもありました。タマホームでは必ず地盤調査を実施しており、適切な地盤強度を確保した上で、被害を賠償する地盤保証制度を採用しています。

このユーザーの場合、引き渡し前だから適用にならなかったのか、あるいは地盤保証制度を採用する前だったのかが不明ですが、いずれにしても可哀想な話ですね。地盤保証の免責には、広範囲の造成や自然災害による地盤沈下とありますので、このユーザーの場合はこれに該当したのかもしれません。

上の2例から判るのは、家は強ければ強い方がいい、そして地盤は十分な調査の上で必要な地盤強度を確保する、さらには文書で保証の範囲や内容を十分に確認しておくと言うことでしょう。

なお、地盤調査はタマホームの見積書にある付帯工事費の中に含まれておりタマホームを介して行われますが、より第三者的な公正さを求めるなら、ユーザー自らが地盤調査会社を見つけ、依頼・発注した方がいいかもしれません。

現在の地盤調査専門会社では調査結果に基づいて地盤保証を行っているところが大半ですから、タマホームとの請負契約の中から地盤調査項目を外すのも一つの方法だと思います。

最後に、タマホームはローコスト住宅のカテゴリーに入ると思いますが、ローコストでありながら長期優良住宅や耐震等級3を基本としているのは優れた点で、これが価格の割にいい住宅だと評価される要因の一つではないかと思います。

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