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【比較検討】鉄骨住宅のデメリットなし?軽量鉄骨と重量鉄骨の違いとは

 

戸建て住宅の構造は、大きく3種類に分けられます。

木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造です。

この3種類の構造の中で、鉄骨造についてご説明します。

 

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鉄骨住宅のデメリットは?

 

建築費用がかかる

木造住宅と比較すると、鉄骨造は材料の価格を抑えることが難しいため、建築費用がかかります。

地盤改良と基礎が高い

住宅を建てる前には地盤調査をし、建物の地盤沈下の危険性がないか確認をします。

地盤の強度が足りない場合には、地盤改良をして地盤強度を上げます。

建てる建物の重さが重くなると、地盤改良の可能性が高くなるため、木造住宅と比較して重い鉄骨造は、その費用がかかる可能性があります。

また、建物を支える基礎も、重さによって強度を変えなければなりません。

この基礎の費用も、木造住宅と比較すると高くなります。

柱の位置に注意!木造住宅と同じ

ように、柱と梁といった骨組みとなる部材を組み合わせている鉄骨造ですが、木造住宅と比較すると間取りの変更を伴うリフォームは難しくなります

柱や梁のほか、耐力壁と呼ばれる強い壁の量や配置によって、住宅の耐震性能は決定します。

この耐力壁には、斜めにブレースと呼ばれる筋交いが入っています。

この耐力壁の位置の変更が制約されるため、柱位置を自由に変更することはできません。

将来間取りを変更する可能性も考慮し、柱位置を確認しましょう。

窓の変更が難しい

柱の位置変更ができないということは、窓位置の変更も非常に難しいということです。

先ほど述べたように、耐力壁の中には斜めにブレースが入っており、そういった壁には窓を取り付けることができません。

解体費用が高い

鉄骨住宅の解体費用は、木造住宅と比較すると高くなります。

これは、材料がとても重く解体に多くの人件費がかかることや、廃材の撤去費用が高くなるためです。

 

鉄骨住宅のメリットは?

 

地震に強い

新たに住宅を建てる際には、現在の耐震基準を満たしているかどうかも含めた審査に合格しなければ、着工することはできません。

この耐震基準は、震度7の地震でも倒壊しない程度の耐震性を持っていることが最低条件となります。これは、どの構造でも同じ条件です。

鉄骨造は、木造と比較すると重くなるため揺れを感じやすいですが、鉄骨が粘り強く折れにくいため、完全に倒壊する危険性は少ないと言えます。

また、鉄骨造は小規模な住宅でも構造計算を必要としていますが、木造の住宅は2階建て以下であれば、構造計算は簡易計算で良いとされています。

簡易とはいえ、震度7でも倒壊しない耐震性能を最低基準としていますが、構造計算をする鉄骨造のほうが安心できますね。

 

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広い空間がとれる

鉄骨住宅は、木造住宅と比較すると、長いスパンの梁を使用できるため、広い空間が取れます。

車庫など、大きな空間を必要とする場を作るのに適しています。

遮音性にすぐれている

木造住宅と比較すると、鉄骨造のほうが遮音性には多少優れていると言えます。

しかし実際には、どちらも壁の中が空洞となる構造ですので、この壁の中充填する断熱材によって、遮音性能が変化します。

2階建ての住宅では、2階の床に断熱材が入っていないことが多いですが、遮音のために敷き詰めることもあります。

 

鉄骨住宅|軽量鉄骨と重量鉄骨どっちがおすすめ?

 

鉄骨造は、S造とも呼ばれ、「S」は「スチール」を指しています。

柱や梁といった建物の骨組みに鉄骨を使用する構造で、木造の柱などの構造材が鉄骨になったイメージをすると分かりやすいでしょう。

さらに、鉄骨の種類は、「軽量鉄骨」と「重量鉄骨」に分けられます。

軽量鉄骨とは

軽量鉄骨とは、主に小規模な店舗や戸建て住宅に用いられ、使用する鋼材の厚みは6mm未満です。

後に説明する重量鉄骨に比べ、材料費が安くなることと、建物全体が軽いため地盤改良をする必要が少なく、コストを抑えられます。

重量鉄骨とは

重量鉄骨とは、主にビルや高層マンションなど、大規模な建築物に用いられ、使用する鋼材の厚みは6mm以上になります。

軽量鉄骨と比較すると、柱のない大規模な空間を作り出すことが可能です。

どっちがおすすめ?

大規模な建築物には軽量鉄骨を使用できませんが、小規模な建築には、重量鉄骨を使用することは可能です。

しかし、建物が重くなるために地盤改良をする必要が出てくるなど、コストがかかります。

その土地にあった材料を選ぶと良いでしょう。

地震に強いのは重量鉄骨

単純に重量鉄骨のほうが軽量鉄骨よりも地震に強いとは断言できませんが、材料のみの強度で比較するのであれば、厚みのある重量鉄骨でしょう。

耐震性能は使用する構造だけで決まるのではなく、取得する耐震等級によって決まります

耐震等級とは、名前の通り耐震のレベルを示すものです。

1~3までの等級があり、3が最も地震に強い等級となります。

費用を抑えるなら、軽量鉄骨

軽量鉄骨は、材料の大量生産が可能であり、重量鉄骨と比較するとトータルの建築費用を抑えることができます

また、先ほど述べた通り、重量鉄骨と比較すると地盤改良を要する可能性が低くなるため、その費用も抑えられる場合が多いです。

間取りを変更しやすいのは重量鉄骨

軽量鉄骨は、柱や梁といった骨組みの他、柱の間に斜めにブレースという筋交いを入れることによって、耐震性を高めています。

そのため、ブレースが入っている壁は、後々抜いたりすることはできません。

しかし、重量鉄骨は柱と梁のみで構成されるラーメン構造になるため、将来的に壁を抜いて間取りを変更することが可能です。

 

鉄骨住宅の口コミ!

 

悪い口コミ

木造住宅と比較すると、建築費用が高い

鉄骨は540度を超えると強度が著しく低下するため、倒壊の危険性がある

良い口コミ

広い空間がとれる

木造住宅と比較すると、耐用年数が長い

柱の本数を少なくすることができる

小規模でも構造計算をする

まとめると

木造住宅と比較すると、鉄骨造のほうが費用はかかりますが、その分大空間を確保でき、広々とした住宅を手に入れることができます。

鉄骨は、540度に達すると強度は落ちますが、最近では耐火被覆された鉄骨を使用するケースが増えています。

2階建て以下だと簡易計算のみの木造住宅と比較して、鉄骨造は小規模でも構造計算をするので安心できます。

費用に余裕があれば、鉄骨造も検討してみてはいかがでしょうか。

 

鉄骨住宅はどんな人におすすめ?

 

広々とした空間を作りたい方

例えば、木造住宅で吹き抜けのある大空間を作る場合、吹き抜け部分に梁をかけなければならない場合があります。

鉄骨住宅では、そうした構造材を見せることなく吹き抜けのある大空間を作ることが可能です。

工期を短くしたい方

軽量鉄骨は、工期が短いのも一つの特徴です。工期が短い分、コストも抑えられます

 

後悔しない!鉄骨住宅を選ぶ際のポイントは?

 

接合部分の確認

鉄骨住宅は、工期が短いですが、組み立て作業のため、接合部分の強度がしっかりと確保されているか、メーカーの工法を確認しましょう。

プレハブ工法で作られた鉄骨住宅はリフォームに不向き

プレハブ工法の鉄骨造には、高品質な部材が使われていることも多いですが、その部材はメーカーの企業秘密になることがあります。

そのため、リフォームをする際にはその部材について熟知した同じメーカーを利用する必要があります。

将来的に、リフォームにも対応して盛られるかどうか確認しましょう。

 

まとめ

いかがでしたか。

特に広々とした空間を作りたい方は、鉄骨住宅も検討してみてはいかがでしょうか。

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