広くて開放的なリビングは住宅を購入する上で誰もが考えるポイントですが、本当に広いだけで満足できるのか気になる点も出てきます。
暮らしてみてから分かるポイントなだけに、イメージだけではなかなか判断が難しいものですが、だからこそ口コミを利用するのです。
理想のリビングを見出すべく、良い声も悪い声もまとめて確認していきましょう。
理想のリビングの広さは?一般的な広さも教えて!
理想のリビングの広さを調べる前に、まずは平均的な数字を確認してみましょう。
既にリクルートによる調査が行われており、いわゆる「リビング」として使われている「LDK」の平均的な広さが発表されています。リクルートの調べによると平均的な広さは”19.8畳”。約20畳前後が最も一般的とされています。
この数字はあくまで全体の平均値ですが、実に8割以上の住宅で16畳以上のリビングが採用されています。今や広いリビングは一般的なものとなっているのかもしれません。
理想のリビングの広さ
平均的なリビングの広さは19.8畳。では理想とされる広さはどうなのでしょうか。
リビングの広さは一概には言えず、家族の人数や住宅全体の広さに大きく左右されます。それらを踏まえて、一般的な4人家族の家で必要とされるリビングの広さは約12畳とされており、全体の平均よりもかなり下になることが分かっています。これはあくまでもデータとして算出された数字で、今回紹介する理想の広さとは異なります。
では理想的な広さはどれくらいなのか、それにはいくつものポイントを考慮する必要があります。それが以下のようなものになります。
・家族がすれ違うことができる通路の確保
・椅子を引いて座れる
・テレビを見る際の距離
これは一例で、考慮すべきポイントはまだまだ出てくるはずです。そしてこれらを考慮して出される理想のリビングの広さは約20畳。つまり平均的なリビングの広さとほとんど同じということです。
リビングを快適に広く見せるコツは??
贅沢なまでに広いリビングを取る事ができるのが理想ですが、なかなかそうもいかない家もあるでしょう。そんな時は広く見える「コツ」を試してみましょう。気になるその「コツ」をいくつか紹介します。
背の低い家具を置く
部屋が狭く感じる要素の1つが「背の高い家具」の存在があります。目線より上の高さの家具が部屋の中にあると圧迫感を与えてしまい、空間が狭く感じてしまいます。
大きな本棚や食器棚を置いてしまいがちですが、いっそのこと背の低い物を置くか別の場所に設置するなどして対処しましょう。
淡い色で構成する
黒や赤などの濃い色は部屋を狭く感じさせます。反対にシロやベージュといった淡い色は部屋を広く感じさせるので、家具や壁紙などはできるだけ淡い色合いにすることをおすすめします。
実際にこういった淡い色は「膨張色」と呼ばれ、その場に開放感を与える効果があるのです。
床を見せる
床が見えないほど物を置くと窮屈感を与えてしまい、せっかく広い面積を確保していても台無しになります。単に片付けるということにもなりますが、ラグなど普段から床に敷いている物を外すだけでも開放感を感じさせます。
動線を確保することにも繋がるので、床を見せることを意識した家具の配置を考えてみるといいでしょう。
壁飾りは小さな物を
壁に絵などを飾る家庭も多く、大きな物を飾ろうとする人もいるはずです。壁を見せることも広く感じさせるコツの1つなので、大きな物を1つ飾るよりも小さな物をいくつか飾り、壁を見せるようにすることをおすすめします。
リビングの広さに関する口コミ!
生の声を聞くことも大事です。最後にリビングの広さに関する口コミを集めてみました。良い声だけでなく悪い声も同時に見て頂いて、理想的なリビングの設計に役立ててみてください。
悪い口コミ
・約20畳のリビングを作り結果的には快適に過ごせていますが、これだけ広いと光熱費のことが心配になります。もう少し狭くてもいいのかもしれません。
・22畳のリビングになりましたが、物が多いのかこれでも少し狭さを感じます。家具の配置には気を付けなければいけません。
良い口コミ
・家族3人でリビングは約15畳。他の家に比べるときっと広いほうではないのでしょうけど、これで十分な広さを感じています。
・リビング自体は約16畳となりましたが、キッチンの物はパントリーに他は納戸にしまっているので、かなりスッキリしていると思います。その分広く過ごせるので、無駄な物はすぐに収納してしまうのがいいと思います。
・18畳のリビングは設計の際にメーカーさんから平均的だと言われました。暮らしてみるとほとんどピッタリといった感じで、これ以上物が増えると狭くなりそうですが、現状は快適に暮らせています。
・リビングは15畳と少し小さめに取りましたが、隣接した和室を設置しているのであまり狭くは感じません。
まとめ
口コミを見ると、「広いから快適」「狭いから窮屈」というわけではないのが分かります。必要なのはあくまでも「快適に暮らせるよう配慮したリビング」で、たとえ平均より小さなリビングでも、家具の配置などによりいくらでも快適なものを作り出せるということです。
どうしても小さなリビングしか確保できない家も少なからず出てきます。そんな時こそ広く見せるコツなどを駆使して、理想の快適なリビングを作り上げてみましょう。