低価格で夢のマイホームを実現できる、「ローコスト住宅」。低価格だからと言って、低品質な住宅ではありません。
低価格を実現する仕組みとデメリット、メリットを詳しく見ていきましょう。
【後悔する人続出？】ローコスト住宅のデメリットは？
選べる仕様の幅が狭い
ローコスト住宅は、建材や設備機器など、同じ部材を大量に仕入れるなどして、仕入れ費用を抑えています。そのため、選択することができる仕様の種類に限りがあることが多いです。
シンプルな間取りが多い
仕入れ値を抑える方法と同様、デザイン費を抑えるために、規格型住宅であることが多いです。
そのため、幅広い客層に対応できるような、必要最低限のシンプルな間取りになっていることが多いです。
シンプルな形状が多い
間取りと同様、シンプルな形状のものが多いです。凹凸を減らすことで、外壁面積などを減らし、工事費を抑えています。
オプションをつけてみると高額になってしまうこともある
シンプルなローコスト住宅に物足りなさを感じ、少しずつオプションをつけていくと、最終的な金額が高額になってしまう場合があります。
【低価格住宅】ローコスト住宅のメリットは？
建て替えがしやすい
低価格で住宅を購入したからこそ、将来的に子供が独立するなどして、ライフスタイルが変化したとき、建て替えをするなど、将来的な資金に回すことができます。
DIYをして自分で作りながら暮らすことができる
ローコスト住宅のデメリットの一つに、必要最低限度で、シンプルであることを先述しました。
しかし、DIYが好きな方にとっては、これはとてもありがたいことです。自分ですこしずつ家に手を加えながら、暮らすことができます。
工期が短い
先述した通り、ローコスト住宅は建材などを大量に仕入れることで仕入れ費を抑え、間取りや形状などのデザインを規格化することで、そのため、同じ部材が多く、短期間での建築が可能になります。
トラブルや欠陥はなし？ローコスト住宅の評判！
悪い口コミ
1 シンプルな間取りのため、一つの部屋が大きく光熱費がかかる
2 低品質な家だと思われやすい
良い口コミ
1 ローンが少なくて済むため、将来の資金に回すことができる
2 工期が短い
3 シンプルだからこそ、将来リフォームをしやすい
4 オーバースペックにならない
まとめると
ローコストと聞くと、低品質だと思われることも多いですが、メーカーによっては長期優良住宅の認定を受けられることもあります。
さらに、間取りがシンプルだからこそ、構造的にもシンプルでわかりやすく、将来的にライフスタイルが変化した場合でも、リフォームをしやすいです。
初期費用が抑えられるため、こうした将来のリフォームなどに資金を回すことができます。
長いスパンで考えると、ライフスタイルが変化したときに変更を加えられる費用を確保しておけるのは、大きなメリットになるでしょう。
ローコスト住宅はどんな人におすすめ？
価格を抑えたい方
第一に、価格を抑えたい方には、ローコスト住宅がおすすめです。
ローコスト住宅は、決して品質が悪いわけではなく、必要最低限度のものしか取り入れないため、価格を抑えています。
ライフスタイルは、様々な形で変化します。先述した通り、ライフスタイルの変化に合わせたリフォームをするなど、抑えた費用をこうした将来の資金に回すことができるのが最大のメリットでしょう。
自分で手を加えていきたい方
日曜大工が趣味の方には、必要最低限でシンプルなローコスト住宅がおすすめです。
大掛かりな部分だけはプロにお任せして、壁面に棚を取り付けたり、壁の色を変えてみたり、自分でできるところに、少しずつ手を加えることができます。
後悔しない！ローコスト住宅を選ぶ際のポイントは？
シンプルな形状にする
計画段階で、なるべくシンプルな形状にしましょう。外壁面積を減らし、部屋数を少なくすることで、建築費用が抑えられます。
屋根形状についても、切妻などのシンプルな形状にしましょう。
間崩れのない躯体形状にする
建築には、必ず「モジュール」という基本寸法があります。この基本寸法の通りに設計をすれば、構造的にもシンプルで、安定します。
間崩れと呼ばれるような、この基本寸法から外れたイレギュラーな間取りを作ってしまうと、構造的に補強しなければならない部分も出てきます。
そうすると、価格が高くなってしまうことがあります。
規格寸法を選ぶ
窓や玄関ドア、室内建具などは、メーカーが決めている規格寸法で統一しましょう。特注寸法にすると、価格がとても高くなることがあります。
また、将来改装をする場合に備えて、お風呂・キッチンなども好感をしやすい規格寸法で検討すると良いでしょう。
各部屋の最大スパンを抑えましょう
なるべくシンプルな間取りにするため、部屋を大きく取るといっても、最大スパンは抑えましょう。
木造であれば、3.5～4ｍ程度に抑えると良いでしょう。あまりにも大きい空間を作るためには、構造的に補強が必要になるためです。
この補強費用を抑えるために、最大スパンにも注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか。夢のマイホームを低価格で購入し、将来への余裕を持った生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。
