大きな敷地に、水平方向に広がりのある平屋。
ゆとりのある空間が生まれます。そんな平屋を、なるべくコストを抑えて建てたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
ローコストの平屋の価格や間取りなどを見ていきましょう。
【ローコスト住宅】平屋の価格はどれくらい?
平屋は一般的に、新築で2階建ての家と同じ床面積のものを建てる場合、坪単価は割高になります。
その理由は、基礎と屋根の工事面積が同じ床面積の2階建てと比較すると倍になるためです。
逆に、新築で2階建てと建築面積が同じ平屋を建てる場合は、単純に2階部分を削ることになるので、坪単価は安くなります。
注文住宅
平均的な値段の目安は、ローコストの注文住宅の平屋であれば、延べ床面積が約20坪で1,000万円前後、約25坪で1,200万円前後と言われています。
建売住宅
注文住宅と比較すると、建売住宅は間取りや仕様を計画段階で選ぶことができない分、値段も抑えることができるでしょう。
【ローコスト住宅】平屋の値段を抑える秘訣はある?
価格を抑えるポイントをみていきましょう。
シンプルな設計にする
凹凸のないシンプルな形状にすることで、基礎工事や外壁工事の価格を抑えることができます。
グレードを抑える
キッチンやユニットバスなどの設備機器のグレードを抑えることで、価格を抑えることができます。
グレードを抑えたとしても、現在のキッチンやユニットバスは普段の暮らしには十分な機能がついています。
平屋が得意なハウスメーカーを選ぶ
平屋を多く取り扱うハウスメーカーであれば、平屋用の部材を多く仕入れるために価格を抑えることができます。
さらに、規格部材の種類も豊富なため、より多くの間取りに対応できます。
大手ハウスメーカーに依頼しない
大手のハウスメーカーは、施工費用の中に広告やCMなどの宣伝費が含まれているため、価格が割高になることがあります。
その地域に密着した工務店などに依頼すれば、価格を抑えることができます。
【ローコスト住宅】平屋のおすすめ間取りを教えて!6選
1. 将来の生活を考えたプラン
約870万円の平屋住宅です。約12畳の主寝室は、仕切ることが可能です。
子供部屋として仕切った後、子供が独立してからは仕切りを取り払って大きな主寝室として活用できます。
出典:はなまるはうす
2. リビングを中心としたプラン
家の中心にリビングを配置することで、廊下を作る必要がなく、空間を効率的に活用できる上に、必ずリビングを経由するため家族のコミュニケーションが取りやすいプランです。収納も充実しています。
出典:ジャストホーム
3. デッキのあるプラン
広いウッドデッキスペースを作ったプランです。小さい子供を遊ばせることができ、のびのびと育てることができます。
出典:KAMINO
4. 2人でゆったり暮らせるプラン
約713万円の平屋住宅です。2人で暮らすために広すぎず狭すぎない、ちょうどいい広さのプランです。
出典:はなまるはうす
5. ローコスト輸入住宅
ヴィラを思わせるような、個性的な平屋住宅です。
出典:arden
6. 500万円でも建てられる平屋住宅
500万円でも、住宅は建てられます。必要最低限の要素のみを入れることで、低価格を実現しています。
出典:ヒラキハジング
ローコスト住宅|平屋を買って失敗例はある?口コミを紹介!
悪い口コミ
1 広い敷地が必要
2 坪単価が割高になる
良い口コミ
1 老後が安心
2 階段部分の面積を活用できる
3 家族のコミュニケーションがとりやすい
4 外部のメンテナンスがしやすい
まとめると
平屋で十分な広さを確保するには、広い敷地が必要になり、建築面積を増やすと基礎工事や屋根工事の施工面積が増えるため、費用が割高になる場合があります。
しかし、上下階の行き来がなくなるため老後の不安が少なく、家族間コミュニケーションがとりやすかったりと、大きなメリットもあります。
ローコスト住宅|平屋を建てるメリットはある?
構造的に安定する
2階部分の重量が無くなり、建物が軽くなる上に、風を受ける垂直面の面積が少なくなるため、揺れにくくなります。
バリアフリー
階段での上下階の移動が無くなる分、転倒や転落の危険性が少なくなります。また、体への負担も軽減できます。
家族間のコミュニケーション
1階と2階で家族が分かれてしまうことなく、同じ階にいるため、コミュニケーションも取りやすくなります。
メンテナンス費用
2階建ての外壁のメンテナンスには、足場を組む必要がありますが、平屋は高さが抑えられるため、足場を組む必要がないため、その費用を抑えられます。
また、キッチンやユニットバスなどの設備機器は1階設置となるため、搬入費用も抑えられます。
ローコスト住宅|平屋のデメリットはある?
坪単価が割高になる
2階建てと同じ床面積を確保しようとすると、建築面積を増やさなければなりません。
そうすると、基礎工事の施工面積が増えてしまいます。さらに、屋根工事の施工面積も増えてしまうため、坪単価が割高になってしまう場合があります。
陽当たり
建築面積が増えると、中心部の採光が難しくなります。中庭を設けるなどして工夫すると良いでしょう。
防犯
たくさんの部屋が道路や隣地に面することになるため、侵入経路が増えてしまいます。死角を作らないよう工夫しましょう。
まとめ
いかがでしたか。水平方向に延びる豊かな空間を作り出す平屋住宅。一度検討してみてはいかがでしょうか。