【コレが真実】木造住宅の耐用年数が知りたい!寿命を伸ばす方法も紹介

日本の風土に合わせて進化してきた木造住宅。昭和50年代には、住宅の約8割が木造でしたが、平成20年代になるとその割合は6割以下と減少しています。

これは、戸建てではなく、大型の高層マンションなどが増えてきたのも一つの要因でしょう。では、木造住宅はすでに時代遅れなのでしょうか。

今回は、木造住宅の耐用年数について、考えてみましょう。

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木造住宅の耐用年数はどれくらい?

木造住宅の耐用年数

日本では、税制における木造住宅の耐用年数は、22年と定められています

この税法上の耐用年数は、固定資産の減価償却のために定められたものであり、実際の寿命とは異なるものです。

日本には、築1000年を超える建造物がいくつもあります。これらの構造は、木造です。このことから、木造建築物の寿命はとても長いことがわかります。

こうした木造建造物と同じ構造の木造住宅も、正しい使用をすれば、長く住むことが可能です。

他の住宅に比べると寿命は長い?

現在の住宅は、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造と、大きく3種類の構造に分類できます。

税制上の木造住宅の耐用年数は、先ほど述べた通り22年です。鉄筋コンクリート造は47年、鉄骨造は34年と定められており、どちらも木造住宅よりも長くなっています。

この耐用年数だけに着目すると、木造住宅はとても弱く、使用できる年月が短く感じられますが、先ほど述べた通り、耐用年数は寿命とは異なり、実際はもっと長く使用することができます。では、その方法をご紹介します。

木造住宅の耐用年数を長くする方法はある?!

 

新居を建ててから30年ほどすると、リフォームではなく建て替えを選択する方が多くいます。

ローンを払い終えたと同時に建て替えをするのでは、また経費がかさんでいく一方です。定期的に適切なメンテナンスをすることで、木造住宅の寿命は伸ばすことができます

実際に最近では、築100年以上になる古民家を改装して素敵な暮らしを実現させている方も増えています。

日本では、戸建てを購入しようとすると、新築に目が行きがちですが、欧米では古い住宅を購入し、リノベーションして暮らすのが主流で、一般的に古いものほど価値が上がっていきます。

では、実際にどのようにメンテナンスをしていけば良いのかご説明します。

こまめに掃除をする!

比較的簡単に手入れができる部分は、なるべくこまめに掃除をしましょう。

換気扇やキッチンのレンジフードなどのフィルター掃除や、窓の桟に溜まったほこりを取り除いたり、床のワックスがけをするなど、自分でできる部分だけでもこまめに掃除をすることで、木造住宅の寿命に大きく関わります。

定期的にメンテナンスをする!

自分でできる範囲は、日ごろの努力次第で大きく変化しますが、専門家に依頼する必要がある部分もあります。

外壁(壁紙)

室内の壁面をほとんどは、壁紙で仕上げされています。壁紙は、接着剤によって石膏ボードなどの下地に張り付けられているので、だんだんとその接着剤がはがれてきます。

10年を目安に、壁紙の張替えを検討しましょう。張り替える際には、同系色ではなくアクセントクロスを取り入れたりすると、室内の雰囲気をガラッと変化させることができます。

屋根

最近の住宅の屋根は金属屋根が多く、昔と比較するとかなり軽量化されており、寿命も長い素材になっています。

こうした一般的な金属屋根の場合は、20~30年を目安に雨漏れなどの原因となる大きな傷や腐食がないか確認しましょう。

そのほかの屋根材は、人工スレートの場合は20~25年、日本瓦の場合は40~60年を目安に確認すると良いとされています。

ベランダの防水

ベランダは、必ず防水処理が施されていますが、この処理部分に亀裂が入ったりすると雨漏れなどの水トラブルの原因になります。

多くの木造住宅のベランダは、FRP塗装が施されています。こちらは、亀裂などがないか10年を目安に確認をしましょう。

フローリング

フローリングは、無垢、複合、シートなど様々な種類があり、それぞれメンテナンス方法が異なります

無垢は、自然木を使用しているために吸湿と放湿をし、膨張と収縮を繰り返しています。

そのため、長年使用してくると反りなどのばらつきが生じることがあるので、あまりにもひどい場合には貼り変えましょう。

複合フローリングは、薄くスライスした無垢材を合板に貼り付けているため、無垢に比べるとばらつきが少ないです。

しかし、貼り付けた部分がはがれてきたりするので、こちらも気になる場合は貼り変えましょう。

シートは、表面にプリントを施したフローリングです。傷がついたりするとプリント部分がはがれたりします。こちらも、状況を見て貼り替えを検討するといいでしょう。

水回り

ユニットバスやトイレなどの水回りは10~15年を目安に確認が必要です。

1.ユニットバス

ユニットバスは、湿気によるカビや腐食などがおこる危険性が高い部分です。使用頻度が高いために、耐用年数に達していなくても不具合が生じることがあります。

特に、壁のコーキングの劣化や浴槽の割れには注意しましょう。構造部材が湿気によって腐食してしまう危険性があります。

2.トイレ

トイレも、水漏れなどによって周囲の部材を腐食させてしまう危険性があります。排水接続部分などに水漏れ箇所がないか確認しましょう。

3.キッチン

キッチンは、水栓や排水管周辺の水漏れ有無をよく確認しましょう。特に、キッチン下の収納内にある排水管は頻繁に目にするところではないので、定期的に確認しておきましょう。

木造住宅|いつリフォームするのがおすすめ?費用も紹介

木構造の大きな特徴は、間取りを大きく変更できることです。木構造は、基礎の上に土台を敷き、さらにその上に柱と梁を組むことで空間を作り出します。

この柱と梁をむやみに傷つけなければ、壁を抜いたり新たに作ることができます。さらに、補強をしたり古くなった柱や梁を取り換えることも可能です。

こうして、建物の寿命を延ばしていくことができます。

ライフスタイルの変化に合わせながら間取りを変更し、古くなった設備などリフォームして、長く暮らしていくために、リフォームのタイミングについてご説明します。

まず、5年経過した頃にしておきたいのが、シロアリ対策のための防蟻処理です。

この処理の効果はおよそ5年とされているので、この周期を目途に再処理をしていきましょう。費用は1坪あたり7,000円程度です。

次に、壁紙などの補修です。家は、風などの影響を受け常に動いています。特に新築した家は、1年かけて四季を体験することで、部材が収縮・膨張を繰り返しながら定着します。

そのため、最初の1年から5年の間は家の動きに合わせて壁紙などがよれてくることがあります。目立つ部分は補修すると良いでしょう。

10~15年経過すると、設備機器の取り換えの時期になります。ユニットバス・キッチン・トイレなど、水回りの機器を見直しましょう。

毎年のように新たな機能やデザインが発表されているのが設備機器です。機器のグレードによって価格差があるので、必要な機能を吟味して決めましょう。

外壁や屋根は、比較的耐用年数が長い部分ではありますが、建ててから10年以内には一度確認を行うと良いでしょう。

新築の住宅は、瑕疵担保責任保険に加入しており、10年以内であれば、構造耐力上必要な部分と、雨漏りに関する部分が保証されています。

この保険の期限が切れる前に、家全体の状態を確認することが重要です。その確認をしたうえで、長期の修繕・リフォーム計画を立てると良いでしょう。

耐用年数と減価償却の関係って?

税制上の耐用年数は、木造であれば22年であると述べました、この耐用年数は、減価償却資産が利用に耐える年数を指しています。

減価償却とは、購入した資産の代金を分割して費用化する方法のことです。購入してから年数が経つと、家の価値は低くなっていきます。

その年数に応じて減った分の価値を1年ずつ損失計上にするということです。つまり、耐用年数によって1年ごとに減る資産価値を算出しているのです。

耐用年数と固定資産税の関係って?

固定資産税は、償却資産も対象にしています。そのため、耐用年数は、減価償却の計算だけでなく、固定資産税の計算にも必要になります。

まとめ

いかがでしたか。木造住宅は、メンテナンス次第で寿命が延びてきます。古いものは壊して新しいものを建てるだけでなく、受け継がれる家を作っていくことも大切ではないでしょうか。

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